<麻布便り> 女性建築家のくらし

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原点、、、。

事務所の棚にこのミニチュアのドラフターがはめこんであります。
ドラフターは製図するための道具ですね。これは、片手にのるぐらいのサイズ。
ストレンボードで枠をつくって、ぴったりおさめました。

このドラフター、たぶん真鍮だと思うのですが、私が小学校6年生のときに、
自分への卒業祝いとして購入したものです。たしか1万円だったはず。
小学生にとっては高額だったので、清水の舞台から飛び降りる、、、気分でした。

さかのぼること2年、私は小学校4年生のときに建築家になろうと決意しました。
父が大手不動産会社に勤務していたので、自宅に住宅やマンションの図面がおいてあり、
それを見て「図面ってこう書くんだ。」と見よう見まねで書いて遊んでいました。
ちょうど、それを見た母から私の曾祖父が上海で建築家だったことを教えてもらい、
と同時に建築家という職業があることがわかり、即決。

そのすぐあと、鎌倉の紀ノ国屋近くのアンティークショップでこのドラフターをみつけ、
自分の決意を形にしたような気がして、ひとめぼれ。
まだ4年生だったので、購入する勇気もなく、ただ売れてしまわないか心配して、
紀ノ国屋に行くときには、お店をのぞいて確認するぐらい。

2年越しで購入できたときは、本当に嬉しかったですね。
それから、30年近く、多くの喜びや楽しさ、挫折や迷いをそばで見つめてくれています。

これを見ると、あのころの純粋な気持ちがよみがえるような気がします。

私にとっては、これが原点。

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by at-sou2 | 2010-02-10 05:04 | しごと
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はじめまして、naokoです。  夫婦で建築家、こどもひとり。 仕事と子育てと日々のこと。


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